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博士女子の就職活動その2

〜準備〜

実際に企業にエントリーするまでに 準備しておきたいことはたくさんあります。 実際に就職活動が始まってしまうとかなり忙しいので まだヒマなときにやっておけばよかったと思うだろうし、 また、やる気十分なのに まだどこの企業も募集を始めていないときなどは そのエネルギーを使って 先にやっておけることをどんどんやっておきましょう。


履歴書用写真

これは、ちゃんと美容院に行って髪をきれいにして、 ちゃんとした写真館で撮ってもらいます。 写真はたくさんいるので ネガつきのものにします。 私の場合、美容院では 「この後この足で就職活動用の写真を撮りにいくから、 清潔感のある髪型にして下さい」と頼み、 ちゃんとした写真館で、 デジタル証明写真というのを撮りました。 フィルムのものよりも若干画質は落ちますが、 素人目にはわからないし、 かなり安い。 私が行った写真館では6枚3000円で、 その後は焼き増しが6枚1200円でした。 最終的に使った枚数は全部で17枚でした。 もしもそういうデジタル証明写真がある写真館ならそれもいいと思います。 そして、ちゃんとした写真館で撮ってもらえば やっぱり写りが違います。 私はこのときこの写真館で撮った写真が、 これまでに撮った証明写真の中で一番気に入りました。 それまでは単なる「写真屋さん」が片手間でやってる証明写真とか 機械のインスタント証明写真とかしか撮った事がなかったので。 やっぱりプロに撮ってもらうものだなあと思いました。 自分で自信を持てる写真でないと、 それを履歴書に貼って出した企業に実際に面接で出向いたときに、 なんだか自信がなくなるような気がします。 そんなつまらないところで自信の度合いを下げるのはもったいないので、 写真は気合いを入れましょう。

履歴書用紙を探す

これも結構重要です。 一口に履歴書用紙といってもいろいろな種類があります。 まず、サイズはたいていA3かB4ですが、 企業側が作っているエントリーシートなどの書類も サイズはほとんどがA4だったので、 履歴書はA3が無難だと思います。 また、 文章をたくさん書くのが面倒だからといって、 学歴職歴欄が余るぐらい大きくて 志望動機や自己アピール欄が小さいような用紙は あまりよくないと思います。 書類で人事担当者の目にとまって何とか面接に呼んでもらわないことには 話にならないのですから、 むしろ逆に志望動機、研究テーマ、長所などの欄が大きいものを選んで それらを詳しく書くべきだと思います。

スーツや靴をそろえる

実際に面接のため企業に出向くのは11月以降なので、 冬物を選びます。 色はやはり濃い目のグレーが一番無難でしょう。 実際、私が出向いた企業で出会ったほかの学生たちも 女子はほとんどがグレーのスーツでした。 ジャケット、スカート、パンツの3点セットがもっともよいかと思います。 ブラウスはやはり白が無難。 私は2枚しか持っていませんでしたが、 もし就職活動がもう少し長引いたら 3着必要だったかも知れません。 靴はもちろん黒のシンプルなものを。 歩きやすいというのは大前提。 結構たくさん歩きます。 かばんは、私は黒のいわゆる就職活動用のかばんを持っていましたが、 実際に企業で見たほかの学生たちは、 色のついたかばんを持っている人も結構いました。 派手な色でなければいいと思います。 プレゼンテーション用OHPや提出書類などを 持参しなくてはいけないので A4が少しゆったり入るサイズがベスト。

ハウツー本を読む

これには賛否両論ありますが、 私は、自分の社会人としての常識は十分ではないと思ったので、 1冊買って読みました。 その他、本屋で何冊も立ち読みしました。 たとえば書類を送るときの添え状を、 いきなり何の参考資料もなしに書けるかと言われれば 書けなかったし、 面接会場に入ってどう振舞えばいいのか、 どこでお辞儀をして最初に何を言えばいいのか、 最低限注意すべきことはどんなことかなど、 わかっていそうでわかっていないこと、 実際に緊張した状態で何人もの面接官の前に一人で立ってみれば あがってしまってその場では考えられそうにないことなどを、 前もって知っておきたかったから。 それに、内容はさておき 就職活動に対するモチベーションを上げるのにはずいぶん 役に立つと思います。 ただし、そういった本はたいてい 学部卒の文系の就職活動用に書かれているので、 全部を鵜呑みにすることはないと思います。 たとえば、 「サークルやクラブ活動を通してどのようなことを学んだのか」 などということをいかに魅力的にアピールするかが重要!と書いてあったりしま すが、 理系学生の研究職の就職の場合、 そのようなことはあまりチェックされていないものと思われます。 それよりも、 研究内容や成果、協調性、研究に対する意欲などを問われているわけです。 ですから、そういう本に書かれている内容の中でも 自分の場合にも当てはまるのはどのような事項かということを 自分で見極めてうまく利用できればいいのではないでしょうか。


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