パリからバスによる1日ツアーで、フランス北西部のモンサンミッシェル修道院に行きました。この修道院はずいぶん昔に建築が始まり、それ以来数百年にわたって増築を繰り返してきたカトリックの巡礼地で、海岸線ぎりぎりに建っています。昔は潮の満ち引きによって、本土から渡れる時間帯と渡れない時間帯があったらしい。今はいつでも渡れます。
バスの窓から遠くに見えるモンサンミッシェル。
真ん前から見るとこんな感じ。
門を入って、混雑する路地を通って、
こんな階段をたくさん登って、
中に入るとこんな感じ。
中庭はこんな感じ。この中庭、かなり上の方の階にあります。
外を見下ろすと海。本当に海岸線ぎりぎりに建っています。
そして、見学後はお約束(?)のおやつ。クレームブリュレとエスプレッソ。
昔、潮の満ち引きにより渡れたり渡れなかったりした頃には、満ち潮のときの水流の激しさのために多くの巡礼者が命を落としたらしい。そういう「巡礼の困難さ」が、巡礼の価値を高めたんだろうなと思う。難しいということ自体に価値がある、みたいな。さらに、海岸ぎりぎりにある巨大な岩の上に数百年もかけて増築に増築を重ねた故の、かなり無理のある構造もすごい。宗教って怖いよなーというのが私と夫の共通見解でした。
2010.1.1
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