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博士女子の就職活動その4

〜提出書類〜

書類選考は、面接までたどり着くために必ず通過しなくてはならないステップです。


履歴書

企業が自社指定のエントリーシートを用意する場合もあり、 市販の履歴書用紙を使う場合もあり。 どちらにしても、自分の学歴や志望動機、性格や長所などを語る重要な書類です。 市販の(または学校指定の)履歴書用紙に一通り記入して、それを見本にして 毎回書くとよいと思います。 志望動機欄は、私は3分の2ぐらいで「製薬企業を志望する動機」 (どの企業でも内容は同じ)を述べ、残り3分の1を「その企業を特に志望する理由」で埋めました。 これは結構しんどいです。でも、 これを書くためにはその企業のことをある程度調べなくてはならず、 書き終わった時にはその企業の特徴が少しわかるようになっているはずです。 面接に行った時にもこれは大きいです。 それに、その企業を特に志望する理由を書いた方が、 志望動機欄全体を見た時に、より自然な感じがします。

各種証明書

成績証明書(学部・修士)、学部卒業証明書、修士修了証明書は、 とにかくたくさんいります。 書類提出の律速がこれら証明書発行にならないように、 常に気をつけて発行申請を怠らないようにしましょう。 もし教務課の担当者が特別に何も言わないなら まとめて10通ぐらいずつ取っておくといいです。 さらに、健康診断書も必要になります。 これは二次面接以降の場合が多いですが、 中には最初に履歴書を送る時に同封するように指示してくる企業もあります。 これも、各大学の診療所などで発行してもらいましょう。 定期健康診断を受けておかなくては発行に手間取る場合があります。

研究概要

指定はたいていA4で1〜2枚、たまに3枚です。 指定された余白などはもちろん守ります。そういう部分ががさつだと、 「パソコン使えないのか?」と思われてしまうと思います。 これまでに修論や学会発表などで、 自分の研究概要を日本語でまとめたことはあるでしょうから、 基本的にはそれを書けばいいです。 最後にこの研究が今後の創薬にいかに役立つかということも 書き加えられればさらによいと思います。 仮にそれまで、役に立つことよりも 純粋に学問的興味で研究をしてきたとしても (薬学部の体質として「自分達の仕事は実学じゃなくて純粋な科学である」 と主張したがるというのがありますから。)、 製薬企業の研究職を志望する以上は 創薬に興味があるとアピールするのが当然です。 もし実際には興味がなくて、単に仕事として研究職に就きたいだけだったとしても (まあそういう場合は進路を考え直した方がいいかも知れませんが) 表向き興味があると装うのが礼儀だと思います。

その他の課題

各企業が独自に課す提出書類の例。 「企業における研究をどのようにとらえ、その中でどのように活躍していきたいか」 「自分の弱みと強みを具体的エピソードを添えて」 「医療にどう貢献していきたいか」 などなど。 これを1000字とかA4x1枚でとかいうんだから 無理難題といいたくなりますが、 こういう特殊課題を課す企業は少数なので、 これを書くのが難しいからという理由で諦める学生が多いとしたら その企業はいわば穴場です。 書いて提出することに意義があるとも言えます。 履歴書などに書いた自分の志望動機と内容が重なってもいいので とにかく文章をたくさん書いて紙を埋めて提出。 おそらく書類を頑張って書いた意欲は買ってくれるだろうと思います。

英文履歴書

外資系の企業にも行きたい場合はひるまずに書きましょう。 ただし、英文履歴書は、定型用紙が市販されていません。 もともと、英文履歴書用紙というものが存在しません。 ですので、書く内容の選定からレイアウトまで自分の自由です。 確かに面倒ですが、 面倒だからといって諦める人が多いとしたら それは穴場ということにもなります。 英文履歴書の書き方は、 モノの本にも書いてあるしインターネットでも調べられます。


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